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うるう秒の実施について

下記リンク先で発表されているとおり、日本時間2017年1月1日にうるう秒が実施される予定です。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000177.html

うるう秒の実施に伴い、常時稼働しているサーバ等の機器が影響を受ける可能性があります。管理者の方は、下記の内容を確認のうえ適宜ご対応ください。

各OSの対応状況

主要なOSにおけるうるう秒への対応状況は以下のとおりとなっておりますが、詳しくは各機器のベンダやサポート窓口までお問い合わせください。

Windows

Windows系OSではうるう秒の処理を行いませんので、基本的に影響はありません。うるう秒実施後に時刻が1秒進んだ状態となりますが、その後の時刻同期処理において正確な時刻に修正されます。

参考: https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2722715

Linux

Linux系OSにおいては、前回のうるう秒実施時(2015年7月1日)に一部環境でシステムの負荷が上昇したままとなるなどの不具合が確認されていますが、システムを最新の状態に保っている限り大きな影響はないと考えられます。ただし、うるう秒に対応していないアプリケーションやデーモンを使用している場合は、不具合が発生する可能性があります。影響を最小限にする方法として、以下が挙げられます。

  1. 1月1日 9時以前にntpd(時刻同期デーモン)を停止し、受信ずみのLeap Indicator(うるう秒指示子)を削除する。
    (12月31日 9時以前にntpdを停止すれば、Leap Indicatorを受信することはありません。)
    参考: https://access.redhat.com/ja/node/1362753
  2. うるう秒実施後に、ntpdを再び起動する。

なお、古いバージョンのカーネルを使用している環境では、システムがハングアップする可能性があります。最も確実な対応方法は、1月1日 9時以前に機器を停止しておくことですが、それが困難な環境では上記の対策をご検討ください。

参考: https://access.redhat.com/ja/node/2487881

macOS(OS X)

macOSにおいては、Windowsと同様システム側でうるう秒の処理を行いませんので、基本的に影響はありません。

塾内のNTPサーバにおけるうるう秒の扱い

ITCが提供しているNTPサーバでは、12月31日 9時以降にLeap Indicatorが 01 にセットされ、うるう秒の挿入を予告します。うるう秒に対応しているシステムがLeap Indicatorを受信した場合、1月1日 9時前後にうるう秒の処理が行われます。

うるう秒挿入直後の1月1日 9時にLeap Indicatorは 00 にクリアされ、通常の状態に戻ります。

最終更新日: 2016年12月20日

内容はここまでです。